ダイエットとブログの両立の為の2時間程のぶらり長距離散歩の果てにたどり着いたお店【CURRY & DINING BAR e-two(e2)】さん。朝昼の食事の抑えっぷりもバッチリ、大盛にしない1食なら問題ないはずだ。新町(西大橋駅付近)の建物で目についた大きく掲げられたE2の文字が気になって何の店か調べてみたらカレー!(&ダイニングバー)ここ数日かなりヤバイカレーラッシュしてるだけにもう運命だと思ってしまったね。しかも丁度新年初営業日。

実は最初になんの店か調べようと思ったのは、下の海鮮の店の方だったということは秘密なのだ。

こちらの入口の奥の階段を昇るとe-two。2階はe-twoだけなので迷う事は無いよ。
メニューの個性的な名付け 名物インドマン?ライスとは
e2さんのメニューは所々にマスターによる個性的な名づけが施されたメニューが見受けられる。普通の名称の料理やドリンクに混ざって「4を超えるゴーザーサラダ」だとか「ゆみROCK!!(シェリージンジャーレモンカクテル)」とかが現れるのだ。中でも「ハイハイボール」と「インドマン?ライス」は商標登録までしている入れ込みっぷり(インドマン?ライスの登録部分はインドマン)。今回はこの名物カレー「インドマンライス」をいただきにまいったのだ。

インドマン?ライスはハーフやルーのみも選択できる。辛さは等倍か50倍の2択らしいが・・・パスタはなんと沖縄そばを使用しているらしい。美味しそうではあるがそれは果たしてパスタなのだろうか・・・
インドマン?ライスはマスター曰く、「インドカレーのニセモノ」なのでインドマンライスということらしい。「但し味は本物」とのこと。要するに拘りのオリジナルカレーという事だ!系統的にはインド・スリランカ・日本のカレーテイストが盛り込まれいるとか。筆者が好きなタイプのセンスに期待度は高まっていく。
限定やわらか鹿カレーライス!初めての鹿、ヤバ旨
メニューを眺めて夜限定のイーラムカレーに目が行く。ラム肉を使ったカレーらしく、恐らくe2のeと良いラムを掛けてイーラムだと思われる。他のメニューでもちょくちょくe2をもじった名称が見受けられるので外しては無いと思う。ただ今回スーパースペシャルなタイミングで来店したらしく素晴らしい限定メニューがあった。レギュラー外の本日のオススメメニューなので次回来店しても有りつけないだろう「限定!やわらか鹿カレーライス」これは頂くしかあるまいて。

ここではインドマン?ライスではなく普通にカレーライスと表記されている。伝わりやすさと文字数のバランスを考慮した結果の苦渋の決断だと信じたい。
記憶の倉庫を漁ってみるが鹿肉という奴はそういえば食べた事が無い。食べた事があったとして残念ながら記憶に残っていない。聞いた話はやっぱりちょっと臭みがあるよという様なそういう情報だけ頭にあったが、私なりの答えが今日見つかるという訳だ。

現れたやわらか鹿インドマン?ライス!でか鹿肉にフライドオニオンが乗っている。
鹿肉!旨い!旨いじゃん!やわ~らかくて牛でも豚でも鳥でもラムでも無いこの味!確かに牛や豚とは違う香りは少しあるが、臭いという表現は似つかわしくない。牛や豚だって香りがある、それと同じで香りがあるだけなのだ、臭いとは程遠い。安いラム肉をスーパーで買って適当に調理した時家で臭いなと思いながら食べた事があるが、それとはかけ離れた世界である。比べる先が失礼すぎるかもしれないがとにかく旨かったのだ。肉としてはやはり哺乳類、鳥よりはずっと牛とかに近い感じがした。おいしい鹿の味、しかと記憶に刻まれた。

小麦粉が無いのにこのトロミ。色んな味が溶け込んで唯一無二の存在となっている。
そしてインドマン?ライスの本領、このルーも最高だ。小麦粉や市販のルーやソースは一切使わず大量の野菜やらスパイスやらを調合して煮込んでオリジナルに作り上げられたというとろみのあるルー。確かにカレーでありながらも上質なシチューを頂いてるかのような雰囲気もある。何が入ってるのか想像を巡らせながら口の中でゆっくり味わいたくなるカレーだ。インドマン、良い物食ってやがるぜ。
e2のカウンター席とテーブル席で広々とした店内 ユーモアあふれるマスターの素敵空間
店内には店内はテレビが2台設置されたカウンター席といくつかのテーブル席が用意されている。カウンター席にはアゴ系フィギュアなど色々な小物が飾られており、テーブル席側には本棚とかもあるようだった。今回は一人なのでカウンター席で粛々とインドマンライスを頂いた訳だけど、この店ならパーティとかにも使いたいなって思う素晴らしい雰囲気だった。

カウンター席、店内はバーとしてはかなり明るめの雰囲気。
しかしこの店はマスター推しもズバリしておきたい。バー利用する際マスターのユーモアは最高のつまみとなる筈だ。メニュー表のネーミングセンスもさることながら、本日ふらっと来店した1時間にも満たない時間で人柄が伝わってくる出来事があった。
たとえば突然飛び出してきた言葉が「よかったら書初めとかも出来るんでどうぞ」である。テーブルに新聞紙を敷き、書初めの準備が揃えられていたのには笑ってしまった。他にも「今日は訳アリ大吟醸がありますよ」といって純米大吟醸を1杯300円という破格で提供していた。これはどうやらパーティをして残った奴ということらしい。

テーブル席。奥のテーブルに乗っているのが書初めセットだ!

訳あり純米大吟醸。種類も豊富に全て中々の高級品が300円である。1個だけ紙が貼られてインチキ大吟醸と呼ばれていて、聞くとちょっとずつ残った奴を全部混ぜちゃった奴らしい。
この日は来店タイミングに恵まれすぎた素敵面白空間だったけど、近くにあれば通いたい店だと強く感じさせられた。
CURRY & DINING BAR e-two お店情報
・住所:大阪府大阪市西区新町1-18-24-2F ・営業時間:ランチ 11:30~14:00 ディナー 18:00~24:00 水曜定休日 日祝は夜営業のみで23:00までの営業 ・公式HP:大阪市西区新町 カレー&ダイニングe-two