豊中市の服部緑地に新しくできた【服部緑地ウォーターランドフィッシングパーク】へ行ってきました。服部緑地公園のプールをオフシーズンに管理釣り場に改装した物で11月~3月末頃までの期間の営業となります。大阪メトロ御堂筋線の緑地公園駅から徒歩で利用できるのでアクセスもバッチリ。筆者はトラウト(マス系の淡水魚)の釣りには初めての挑戦です。

夏季は大阪で結構有名な家族向けプールスポット「服部緑地ウォーターランド」。
駅から徒歩、手ぶらでも行ける電車釣行。充実したレンタルと販売。
服部緑地ウォーターランドは道具のレンタルや不足品の販売が充実しているので手ぶらでも釣行が可能です。駅からは少し歩きますが道筋も服部緑地公園の景色を楽しめるような道なので疲れることは無いでしょう。券売機で2時間・半日・1日券から選んでチケットを購入し、受付で必要に応じてロッドのレンタルや売店の利用をします

釣りをしない保護者の方やカップルで片方だけの方が釣りをするようなシチュエーションの場合、見学だけの入場券300円というのもあります。

入場時にくじ引きキャンペーンをやっていました。くじは金(ルアー)か銀(タオル)の2種類のみ、どちらでも釣り的には有難い。筆者はルアーが当たって500円くらいのスプーンを貰ったよ。
釣りの種類は「ルアー」「フライ・テンカラ釣り」「餌釣り」でそれぞれ釣りエリアや使用可能な釣り具が分けられています。いずれの釣りでも釣れる魚は「ニジマス・アマゴ・ブラウントラウト・イワナ」。混雑する場合はロッドが全貸出中になることもあるようです。筆者が入った年内最終日午後はフライ・テンカラ用のロッドのみ全レンタル中で餌釣り用とルアー用のみレンタル可能でした。フライ・テンカラ釣りをしていた人が2,3人しか見かけなかったのとエリア自体も狭いので元々用意が少ないのだと思います。

受付場所ではスカリ(釣った魚を入れて泳がし生かしておく為の網)と折り畳み椅子、ランディングネットは無料で貸し出されています。クーラーボックスも売店で販売しているのでたくさん釣れて持って帰るとき場合のみ購入とかもできます。
ルアーフィッシングの場合
ルアー釣りではルアーのレンタルは無く、持参するか売店で購入する必要が有ります。使用できるルアーにはシングルフックの返しがないルアーのみなどの規定がある為、持参する場合は良く確認しておきましょう。ロッドも規定内で有れば持ち込み使用可能です。

小物や規定にそったルアー類は受付の売店で販売されている。特に高い商品ばかり並んでいるとかは無いので初めてルアーでトラウト釣りをする場合は売店購入でいいと思います。
餌釣りの場合
餌釣りの場合はロッドはレンタル品のみ使用可能です。餌も売店で購入できる2~3種類のみが使用可能。購入できる餌の種類はコーンやイクラなどなので虫とか触るのに抵抗がでるような餌ではありません。
入場!いざルアーフィッシング!
今回は筆者と同行者3人の4人で午後券(2500円)にて入場。午後券の場合釣った魚を10匹まで持ち帰り可能なので、最大で40匹持ち帰り可能となります。まぁ全員初心者でトラウトの釣りはしたことが無かったので、釣り堀といえどどうせ全員で2~3匹くらいでしょと筆者は高をくくっていました。普段は坊主当たり前みたいな釣りスタイルなので……余談ですが冬のプールの敷地内に入るのはなんとなくイケナイ事してるみたいでちょっとテンションが上がりました。
ルアーフィッシング2名と餌釣り2名での入場で筆者はルアー担当。ルアーエリアは四角くて奥が深くなっている「なぎさプール」と「流水プール」エリアの半分くらいが対象エリアとなっています。

なぎさプールエリアは比較的経験者みたいな方が多いイメージでした。流水プールエリアと比べると混雑もしていたので初心者の筆者は今回は敬遠。好きに移動はできるので空いたら行こうかな程度。水は調整した結果なのか冬場はこんなものなのかミドリ色。

流水プールエリアは看板でエリアが区切られている。スカリをひっかける為のフックが用意されているので大体それ一つに一人人が入るようなイメージ。内側に渡るのは禁止されていて外周からの釣りになるよ。
実は筆者はあんまりルアーでの釣りで魚を釣ったことが無い……海釣りでは殆ど餌かタコ狙いばかりだったので。精々サバとタチウオをワームで釣ったことがある程度、ましてトラウトとかよく知らないし1匹釣れたら感動もんだなくらいの期待感。一応事前に同行者に頼んで買ってきてもらったルアーを持参してきてはいましたが……

「規定にそってて予算1000円までで釣れそうなルアー」という適当な注文で買ってきてもらったルアー945円(税別)「プレッソワブル40RC 紅葉」正直イメージ的には釣れそうな気がしない色ッ!
開始1時間程はどこで釣るか迷いながら適当に投げてオロオロ、本当に釣れる気がしませんでした。それでも魚が目で見えるところを泳いでるので退屈はしませんでしたが。そうこうしているうちに餌釣りグループの同行者が1匹目を釣り上げたとの報告が。しかも売店でカップ麺を買ってきて食べてるほどの余裕っぷり。餌か!餌が強いのか!
プールという構造上何処を狙って投げてもあんまり変わらんだろうと最初は思ってたのですが、結構群れで行動して留まったりしてるようでタイミングによって投げる場所を変えるのは重要なようでした。段々魚がルアーをおっかけてくる様子が確認できるタイミングが増えて、遂に1匹目を釣ることに成功!魚達の機嫌が良い黄金タイムが来たのか立て続けに3匹釣れました。

ニジマス君!大物という訳じゃないけど釣った感はしっかりするくらい。1匹目はメチャメチャ嬉しかった。

スカリの中で元気に泳ぐニジマス君3匹。他のお客さん達も殆どの方がちゃんと釣れているようでした。初めてらしき小学生くらいのお子さんでもルアーで釣れてました。
せっかくの爆釣タイムから風が急に強まりライントラブルが発生、しばらく手こずったりと釣れない時間が続きました。餌のグループは流水プールエリアから「お子様お勧め釣り場」という餌専用エリアへ移動したらしく、そこではかなりの数と大物が釣れてるとの報告が。そうなると欲が出てくるもんでこっちもデカい奴釣りたいという気持ちが高まった。ギリギリまで粘るも最終的に同型くらいのを5匹で大物は達成はできませんでした。クーっ!楽しかったけど負け!
釣り堀だからメチャメチャ釣りやすい環境なんだろうけど、なんかこれなら今後ルアーでも釣れるような気がしてきました。普段の釣れない釣りでは経験出来ない事を学べたような気がします。
ダイワ(DAIWA) ルアー プレッソ ワブル 40RC 紅葉
16:00閉園、帰路について調理タイム
フィッシングパークは16時に閉園。皆で釣れた魚を受付でスカリから出します。数が多かったので同行者が持ってきていた小さいクーラーには入りきらず、売店でクーラーボックスを購入。

大漁!餌グループが釣った大物も!園の人曰く殆どニジマス。
そこからは地獄の調理タイムです。流石にこの数の魚を狭いキッチン(普通の広さ)で下処理するのは協力しても超大変。過酷な労働環境でした。休憩とかしながらですが多分3時間くらいは処理に時間かかってた気がします。更に場所の提供と本調理までしてくれた同行者に感謝。姿焼き・ホイル焼き・フライ・煮つけにしてニジマス三昧ディナーをし、残りは切り身で冷凍保存。お陰で美味しくいただく事ができました。

餌グループが釣った大物の姿焼き。この頭の悪い料理感がたまらない。一口目だけちょっと川魚特有のにおいを感じたけど美味かった。

キノコとニジマスのホイル焼き、個体によって味が結構違ったので魚種が複数いたのかもしれない。
服部緑地ウォーターランド フィッシングパーク 情報
・住所:大阪府豊中市服部緑地1-8 ・営業時間:8:00~16:00 ・公式HP:服部緑地ウォーターランド フィッシングパーク