バレンタインデー、楽しんでいますか?当日の夜にこんな記事を上げるのはちょっとばかし出遅れ感がありますが、まぁそこはそれ。今回はバレンタインデーにおける「カウンターチョコ」について語りましょう。
そもそもカウンターチョコとは?
カウンターチョコとはカウンターチョコレート、クロスカウンターチョコとも言います。バレンタインデーに義理チョコを貰う事を想定した人が予め自分でもチョコレートを購入しておき、貰った際にさながらボクシングのカウンターの用に渡す事であくまでチョコレート交換、いわゆる「友チョコ」の体裁の枠に納める形で翌月のホワイトデーのお返しに悩む事を回避する技術の事です。
貰って嬉しい美味しいチョコレートですが、男性諸君の中には義理チョコのお返しに悩む方も多いハズ。瑣末な物を用意したり忘れてしまっては顰蹙を買いますし、気合を入れすぎてもかえって気味悪がられたり、さらには「お返しは3倍返し」のような風説もあるものですから他人の評判を気にする性格の人にとっては痛く頭を抱える問題なのでしょう。
そういった問題を軽減するため、文化の変化に乗っかり新たに生まれたのが「カウンターチョコ」という訳です。発祥については「乙女男子」の友チョコを見て「キャバ通いのケチなオッサン」が発明した等マユツバな説がありますが定かではありません。
カウンターチョコの4つのデメリット
世の紳士諸君がジワジワと身につけていっている「カウンターチョコ」ですが、やはりいい事ばかりではありません。使い方を誤れば大きな遺恨を産む事になるやもしれません。来年のバレンタインデーに向けてカウンターチョコにおけるデメリットをおさらいしておきましょう。
1.用意したがそもそも義理チョコを貰えない場合がある
まず一番最初のシンプルなデメリットがコレ「カウンターチョコを用意したものの結局チョコを貰う事など無かった」というパターン。デメリットとしては無駄に買ってしまったチョコだけなので、気持ち的な悲しみは残りますがあなたがチョコ好きであれば問題ないでしょう。また「貰えはしたが想定した数ではなかった場合」などもこのケースに含まれます。用意するチョコは出来るだけ自分が食べたいようなチョコを選ぶ事で余ってしまった場合のリスクも軽減できると思います。
カジュアルな集まりの場で有れば、いっそカウンターチョコの先配りというのも悪くないかも知れません。それによって逆にカウンター義理チョコを貰える可能性も有ります。この場合はグレードは高く小分けし易いチョコレートを用意しておくと喜ばれるでしょう。
2.義理チョコをくれる相手がチョコ好きとは限らない
地味に難しいのがこのパターン「義理チョコをくれた相手がチョコ好きではない」。チョコ好きじゃないだけならまだしも嫌いだったりアレルギーで食べられない方もいます。通常のホワイトデーでのお返しと違い、カウンターチョコは基本的に相手をハッキリ想定して選びにくいのでこういった問題への対策が難しい訳です。
対策としてはバレンタインスイーツは各社店舗様々な物を販売されているので、余裕が有ればチョコ以外も用意しておくというのが良いかもしれません。包装さえしっかりしていれば案外チョコじゃなくても良いのです。例えば【本当の飲み物カレー!ドリンカレーを買って飲んでみた【DRINCURRY】】のドリンカレーもバレンタインの贈り物として販促されていました。
又はこういった場合は諦めて潔く負けを認めましょう。
3.カウンターチョコを買うのが恥ずかしい
近年は「逆チョコ」なる文化も浸透してきた為に敷居はかなり下がりましたが、それでもまだまだ男性諸君にとっては女性陣に紛れてバレインタインチョコを買いに行くのは中々気恥ずかしい所があるのでは無いでしょうか。そもそも海外等では女性が男性に渡すというような縛りは無く、こういった傾向は日本独自の物とされているものの、実際にはこの時期日本のスイーツ売り場は女性客で溢れかえるのです。更にはこの時期に限らず普段から可愛いお店に入るのに抵抗があるおじ様方もいるはずです。
こういったデメリットに対してはデパートのバレンタイン特集コーナー等は避け、近所のスーパーやコンビニで買ってしまうという手も有りますが、そうするとやはりチョコのグレードが下がってしまいます。見栄を張りたい方は平日の閉店間際の街のケーキ屋さんを狙ったりすると、他のお客さんが少ない上に出来の良いチョコを入手し易いのでお勧めです。店員さんに渡すのすら恥ずかしく感じる人は通販で買うという手も有りますが、その場合は早めの用意を心がけましょう。
4.ウッカリ本命にカウンターをかましてしまう
そして一番気をつけるべきなのがこのパターン「うっかり本命チョコにカウンターをかましてしまうケース」。知らぬ内に人を傷つけかねない上に、意識してみればとても良いお相手だったなんてケースだともう目も当てられません。
対策は「怪しいな」と少しでも思えるケースでは下手にカウンターせずに素直に「ありがとう」と受け取ってお返しを考えましょう。自信が無い人は「複数セットの箱から出した小分けを渡されたりする場合」のような判り易いケースだけにカウンターチョコを繰り出すぐらいが良いかもしれません。
この精度を上げるには普段からチョコと人を見る目を鍛えるしか無いので、カカオの木を育てチョコを自作し、エゴとエゴのシーソーゲームに目を向けておきましょう。
まとめ
こういうワケの判らない煽り記事に左右される事無く、普段から自分の物差しで物事を決断できるようになりましょう。カウンターチョコはこの記事が発祥のデタラメな造語です。ハッピーバレンタインデー!